American Market Price
2009年春現在の1970年代ストラトのアメリカでの市場価格について説明させていただきます。
ここに記載しております価格は、米国内の販売店やebayでの落札価格等を調査し算出しております。
市場価格は、100%オリジナルパーツか否か、ボディーやネックの打撲・スクラッチの程度、指板やフレットの消耗頻度の状況、塗装の剥げやクラックの程度により大きく異なります。
ここでの参考価格は、ほぼオリジナルパーツであり、かつ、ナチュラルrelic程度までのモデルを基準に算出しております。エクセレントクラスと呼ばれる極端に老化の少ないとても綺麗なモデルは、下記の価格帯から20%以上高くなっております。また逆にボディーの大きな打撲痕、著しい塗装の剥げが生じているモデルは20%以上安くなっております。
尚、リフィニッシュ及びボディー加工されたもの並びにパーツ類をオリジナルから大幅に変更されたものは除外しております。
---------- 市場価格の傾向 ----------
ネック4点止めの1971年までのモデルについては$10,000オーバー市場となってしまい、少々割高感があり、またこの価格帯になってしまいますと程度の悪いものも高値で売買されることが多いようです。
1972年〜1975年までのFシリアル時代の白ピックガードモデルがFender vintage市場で現在最も人気のある市場となっており、価格帯もサラリーマンがなんとか購入できる範囲となっております。
1976年以降の黒ピックガードモデルからは、ぐっと価格が落ち、特に1977年以降のSで始まるシリアルについてはVintage扱いか中古扱いか定かでない微妙な価格帯にあります。また、Sシリアルは年代特定ができないものも多くありますので、1979年から1981年までのモデルはそのほとんどが1979年モデルと銘打って販売されております。逆に言えばこの1977年以降(Sシリアル時代)は安価ですので、今が買時かもしれません。
色による人気の傾向は、1976年前半(白ピックガード時代)までのモデルでは、オリンピックホワイト及びブロンドが圧倒的に人気があります。バナナイエロー焼けしてくるvintage感たっぷりの風格がファンの心を擽るようです。
逆に人気のない色は、ナチュラルやウォルナット等のいわゆるシースルー系となっております。
国内ではレアなハードテイル(トレモロ無しタイプ)は、米国では相当量流通されており、またハードテイルのファンも多いため、トレモロの有無で価格に大きな差は生じておりませんが、トレモロ有りに比し10%くらいハードテイルが安価に売買されているようです。
指板はメイプルのほうが人気があるようですが、1968年以降ネック塗装にポリエステルが使用されておりますので、ラッカーがすり減っているようなクラックではなく、バキバキ剥がれてくるようなクラックとなりますので、メイプル指板の塗装の老化は深刻なダメージとなり、プレイ重視で考えるならば程度のよいローズ指板の方がお薦めかと思います。
---------- 市場価格 ----------
1970年 $10,000オーバー
1971年 $9,000〜$10,000オーバー
1972年 $5,900〜$7,500(オリンピックホワイト又はブロンド)
$4,700〜$6,500(他のカラー)
1973年 $4,800〜$6,000(オリンピックホワイト又はブロンド)
$4,400〜$5,600(他のカラー)
1974年 $4,500〜$5,500(オリンピックホワイト又はブロンド)
$3,600〜$4,600(他のカラー)
1975年 $3,800〜$4,800(オリンピックホワイト又はブロンド)
$3,200〜$4,200(他のカラー)
1976年 $2,300〜$3,300
1977年 $1,800〜$2,800
1978年 $1,600〜$2,600
1979年 $1,600〜$2,600
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